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 Installation
 高須賀活良

高須賀活良

大学でテキスタイルを学び、2011年に修士課程を修了。古代布への関心から、日本各地の伝統技法や風土に根ざした制作・調査を行う。
植物や土地に宿る記憶や祈り、時間の層に耳を澄まし、繊維というメディウムで可視化。楮、葛、苧麻、大麻など古来の植物を使い、採集から糸づくり、染色、織り、造形まで手がける。素材と向き合うことは土地との対話であり、自然から受け取った命をかたちにして還すという循環的思想がある。
アート活動のほか、「ハタオリマチのハタ印」「レピヤンリボン」など地域プロジェクトや、2021年からはFUJI TEXTILE WEEK企画展ディレクターとしても活動。編著『ハタオリ学』は2024年度グッドデザイン賞受賞。

作品はイメージです

徳島で取り組んだ《預かり、還す──日本の布の起源》と、現在制作中の《衣服を石のように染め固めた作品》を展示します。大麻や楮といった日本の地(土)から生まれた繊維は、古代より布として人々の暮らしを支えてきました。その営みを見つめ直す《預かり、還す》は、大地からモノが生まれることを象徴しています。
一方で現代のプロダクトとして大量生産される衣服を、あえて「土や石」のように固めることで、人工物が自然物へと戻っていく姿を提示します。布の起源と消費社会を対比させながら、「人間の手を離れた後にモノはどこへ向かうのか」を問いかける作品群です。

日程

11/8~12/7 水曜定休

時間

10~17時

会場(住所)

会場:工場跡地
住所:東京都八王子市中野上町2丁目25−6
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料金

無料